大師新生教会大師新生教会

主日礼拝

2020年5月31日 主日礼拝

黙 祷 
讃 美 歌187「主よいのちの言葉を」
主の祈り 
聖 書エフェソの信徒への手紙2章14節〜22節
(新約聖書354ページ)

実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。
祈 祷 
説 教「新しい人に造り上げる」
益 巖 牧師

 今朝の聖書個所は、今年度の教会の聖書個所です。キリストが私たちの間にあるどうしても乗り越えられない隔ての壁をご自分の十字架によって、取り壊し、わたしたち一人一人を新しい人に造り上げて下さっているということです。キリストが私たちを新しく造り変えて下さったのですから、私たちは、新しい歩みに押し出されていくのです。今まで自分たちの力では、到底できないと思っていた歩みへと押し出されていくのです。それは、私たち自身の力ではなく、キリストのよみがえりの力によるものです。
 それは、私自身が最近経験したことです。今は、毎月第三の火曜日に行われている「こども食堂」が今はできていませんが、中心になって来られた一人のお母さんが、4月のこども食堂が行われる時間に「こども食堂」がまた再開できますようにと、案内の声掛けをすでに送られてきているお菓子を袋に詰めて道行く人に渡すようにさせて下さいと申し出がありました。お母さんは、かわいいシールをつくって、袋にはり、それを道行く子どもたちや大人の方々に渡していきました。私は、感染のリスクがあるので、中にいて下さい。私一人でしますということでした。終わって、少ない人たちでしたが、声をかけそして、反対に励ましをもらいましたと言われました。そして、5月にもさせて下さいと言われましたので、今度は私も一緒に声掛けをしました。すると、不思議な出会いが起こったのです。道行く一人の方に「こども食堂」をやってきました。今はできませんが、また再開できるように願っています、お菓子ですが、いかがですかと声をかけますと、自分は大人だからいいよと言われ通り過ぎたのですが、しばらくして戻って来たのです。そして、手には二本の冷たい飲み物を持って、それは、私と声掛けをしている方の分でした。そして、お話によると、自分はこの教会でやっていた大師新生幼稚園の卒園生だと言われたのです。お名前はと聞くと何々ですと言われた。そして、懐かしくその時の事をお話くださった。そして、自分はこの近所に住んでいますということでした。それで、大師幼稚園の卒園生の名前は全部載っていますので、調べると確かにその方の名前はありました。そして、その卒園生の名簿を近所の方と見ていると、自分もこの幼稚園の初期の卒園生だというのです。そして、この人も、この人も卒園生だよ、あそこの人、この人はあそこの人と教えてくれました。そして、教会の地域との深いつながりを学んだのです。一人のお母さんが、「こども食堂」は今はできないけれども覚えて下さいという声かけをするという第一歩から素敵な出会いが導かれたことを感謝します。この小さな一歩も、よみがえりの主の力に押し出されたことだと思います。
祈 祷 
讃 美 歌531「こころのおごとに」
献 金 
祝 祷益 巖 牧師
黙 祷